“一味違う良いもの”をあげると自分はドヤ顔、相手はニンマリ。
南部鉄器
本日ご紹介する伝統工芸品は
南部鉄器です。
岩手県盛岡市や奥州市水沢区などで
生産されるものです。
水沢の南部鉄器と盛岡の南部鉄器があり
水沢の始まりは平安時代、
盛岡の始まりは江戸時代の慶長年間と
されるそうです。
鉄瓶だけにとどまらず
風鈴なんかも製造されています。
南部鉄器は“釜焼き仕上げ”という
技術を使います。
それにより焼かれた鉄器の表面には
酸化皮膜ができ、坊サビの効果となるそうです。
体にも良いみたいです。
鉄瓶に入れたお湯には
二価の鉄イオン(Fe2+)が多く含んだ
ものが溶け出します。
この二価の鉄イオンは人体に吸収されやすい
鉄分なのだそうです。
(鉄分補給にもいいのかも。)
また非常に丈夫なので、
長期にわたり使用でき
経済的でもあります。
それではデザインはどうでしょう?
僕の印象では「ぶんぶく茶釜」という
物語をイメージしてしまうのですが、
そういったイメージだとおじいちゃんへの
プレゼントだとか、
日本の古い住宅に似合う、みたいに
考えてしまいます。
決してそれが悪いとは思いません。
逆に良いと思う方も
多いでしょう。
ですが最近ではもっと明るいイメージの
南部鉄器が出てきています。
以下にリンクを貼りましたので
興味のある方は
是非ご覧になってください。
斬新な色使いの南部鉄器
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